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温かみのある「ふしぎの森であそぼう!」の部屋。身近な生き物について、剝製展示やクイズを通して学べる=大田市三瓶町多根、島根県立三瓶自然館サヒメル
記者のオススメPOINT
動植物について五感で体験 プラネタリウムも楽しめる


 身近な動物の生態や島根の大地の成り立ちを、ユニークな展示で学べる。親子連れにうれしいのは、保護者同伴で幼児・小中高校生が入館無料となる毎月第3日曜の「サヒメルきっずサンデー」。プラネタリウム生解説やマスコットキャラクター「テンピー」との記念撮影タイムなど、盛りだくさんのイベントをお得に楽しもう。

 温かなデザインの「ふしぎの森であそぼう!」の部屋は、森の動植物について五感で学ぶところ。動物の毛皮に触れたり、鳥や虫の標本を見ながらその声を聞いたり、植物の香りをかいだりできる。壁の生き物クイズは、布をめくると動物の剝製が見えて、答えが分かる。ムササビやテンなど夜行性の動物の剝製は薄暗い「夜の森」に展示され、入るだけでワクワク。木のボールプールも人気だ。

生き物クイズは布をめくると答えが分かる仕組み。挑戦してみよう
ボタンを押すと鳥と虫の鳴き声が流れる。標本を見ながら手元のボタンを押してみよう
夜行性の生き物の剝製を展示する「夜の森」の入り口

 宇宙に関心が高まる仕掛けもいっぱい。ビジュアルドームではプラネタリウムや自然映像を上映する。天文台には口径60センチの反射望遠鏡や望遠鏡4基がそろう集団天体観測室がある。きっずサンデーでは「きっずプラネタリウム」と題し、学芸員が子どもたちと対話しながら生解説するほか、集団天体観測室の屋根をスライドさせ、太陽観察体験も開く。

プラネタリウムを上映するビジュアルドーム

 スクリーンを使ったクイズコーナーは画面を見ながら正解を選ぶ仕組み。映像に自分の姿が連動して、テレビ番組に出演しているような感覚になれそう。三瓶山の火山活動によって、徐々に現代の島根の大地が形作られていく様子は、迫力の映像で分かる。

スクリーンを使ったクイズコーナー。映像の中に入ったような感覚を味わえる(サヒメル提供)

 館内は広く、ベビーカー(貸し出しあり)や抱っこひもを持って行くと安心。授乳室は本館、新館それぞれにある。トイレはおむつ交換台や補助便座がある。

本館側の授乳室。広く、ベビーカーがあっても使いやすい
新館側の授乳室。近くにトイレもあって便利

(山口春絵)

三瓶自然館サヒメル
所在地:大田市三瓶町多根1121-8(MAP
開館時間:午前9時半~午後5時
休館日:毎週火曜(祝日の場合は翌平日。夏休み期間中毎日開館)。年末年始。年4回のメンテナンス休館あり。
入館料:大人400円(企画展非開催時)、小中高校生200円。
駐車場:あり
授乳室:あり
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