珍部誠本部長(右)から商品券を受け取る子ども食堂代表者=出雲市今市町、JAしまね出雲地区本部
珍部誠本部長(右)から商品券を受け取る子ども食堂代表者=出雲市今市町、JAしまね出雲地区本部

 子どもの居場所づくりに取り組む団体を支援しようと、JAしまね出雲地区本部(出雲市今市町)がこのほど、子ども食堂22団体に商品券を贈った。

 地域貢献事業の一環で、JAしまねが各地区ごとに地域事情に合わせて実施している。出雲地区本部ではスーパー「ラピタ」などで使える2万5千円分の商品券を用意した。

 贈呈式で同本部の珍部誠本部長が旧出雲市の各団体代表に商品券を手渡した。珍部本部長は「ひとり親の世帯が増え、米の価格は2倍近くになっている。食事や物資に困っている家庭に何らかの支援をしたい」と話した。

 市内2カ所で子ども食堂を運営する杉原一平さん(43)=出雲市平田町=は「物価高騰に苦労している中、支援は勇気になる。有益に活用したい」と感謝した。

(佐藤一司)