「小泉八雲とセツ」と「石見のおもしろ歴史アラカルト」をテーマに、山陰中央新報社文化センターの石見講座が27日と6月2日に浜田市殿町の浜田まちづくりセンターで開かれる。元島根県古代文化センター長で、浜田市立美川小学校教頭を務めるなど小学校教員でもあった宍道正年さんが歴史をかみ砕く。
27日にある「小泉八雲とセツ」は、小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)の妻セツをモデルにしたNHK連続テレビ小説「ばけばけ」が今秋始まるのを前に、松江で出会い、結ばれた2人の人物像を史実に基づき明らかにする。朝ドラをより楽しむための「予習」になる。
6月2日の「石見のおもしろ歴史アラカルト」は、石見地域の興味深い歴史を紹介する。テーマは、旧匹見町は“縄文銀座”▽本州最西端の銅(どう)鐸(たく)出土地は浜田市下府と旧石見町▽四隅突出型墳丘墓が最初に発見されたのは旧瑞穂町▽石見最大の古墳は益田市に造られた▽奈良時代に江津で朝鮮密貿易?▽石見銀山争奪戦-を予定する。
いずれも午後1時15分~2時45分。受講料は各2200円。申し込み、問い合わせは文化センター松江教室が電話0852(32)3456、フリーダイヤル(0120)079123。