浜田藩や城下を紹介する企画展が、浜田市殿町の浜田城資料館で開かれている。藩成立時の様子が分かる古文書や、全国の港を格付けした番付など26点が時代の足跡を伝える。25日まで。
江戸時代初期に作成された浜田藩内各地の石高などを記した資料や、全国の港を東西別で格付けした番付表を初めて展示。番付表では最上段の前頭8枚目の位置に「石見〓(サンズイにウカンムリにマユ毛のマユの目が貝)田(はまだ)」とあり、北前船の寄港地として名をはせたことが分かる。
1866年の第2次幕長戦争で、長州軍と周布地区で戦ったことを示す資料もある。同館スタッフの栗栖佳子さん(52)は「現代につながる当時の紆余(うよ)曲折の歴史を知ってほしい」と話した。
午前9時~午後5時。入館無料で、月曜休館。(宮廻裕樹)













