飾られた作品について語り合う三輪陽道CEO(右)と作者の坂本和也さん=境港市昭和町、三光
飾られた作品について語り合う三輪陽道CEO(右)と作者の坂本和也さん=境港市昭和町、三光

 米子市出身の画家、坂本和也さん(40)の花を主題にした大作が完成し、このほど、三光グループ、三光(境港市昭和町)本社のエントランスに設置された。

 坂本さんは米子西高卒。名古屋芸術大へ進学し、同大大学院で学んだ。3年前に活動拠点を名古屋市から米子市に戻し、創作に励んでいる。鳥取県立美術館が作品を収蔵する。

 「エコサイクル-人間と自然との関係」もテーマにし、水草を題材にした作品がよく知られている。

 環境事業などを手がける三光グループは作品1点を所有し、潮見コンビナート(境港市潮見町)の新焼却炉管理棟のエントランスを彩っている。

 2点目となる油彩画「UTSUROI-Prosperity- 移ろい-繁栄-」は横456センチ、縦162センチの大作。命の輝きを淡く明るいピンクや黄、青、緑色などの花びらや植物文様などで表現した。

 坂本さんは「穏やかな気持ちになってもらえたらうれしい」と願い、制作を依頼した三光ホールディングスの三輪陽通(はるみち)CEOは「明るく優しい感じの作品。温かい気持ちになっていただけたら幸いだ」と話した。(松本稔史)