最近、高齢ドライバーの事故が後を絶ちません。

 警察庁によると、2024年の交通事故による死者2663人のうち、半数以上(56・8%)に当たる1513人が65歳以上の高齢者です。

 また、75歳以上の運転者による死亡事故は410件と4年連続で増加。運転免許保有者の人数当たりで比較すると、75歳未満より2倍も多くなっています。

 一方、23年の運転免許保有者約8200万人のうち1360万人、6人に1人が70歳以上です(2024年版内閣府『交通安全白書』)。

 高齢ドライバーの問題は、喫緊の課題なのです。

 ▽趣味はドライブの私が

 私は趣味を聞かれたら「車の運転」と答えるほどの運転好き。自宅と職場...