飛び跳ねて画面上で鬼のイラストを退治する来館者=浜田市野原町、市世界こども美術館
飛び跳ねて画面上で鬼のイラストを退治する来館者=浜田市野原町、市世界こども美術館

 【浜田】体験型の作品を集めた企画展「うれCたのCうつくC Cの秘密展」が、浜田市野原町の市世界こども美術館で始まった。石見神楽の演目「鍾馗(しょうき)」や「恵比須(えびす)」のイラストが登場するゲームなど52点が並び、訪れた親子が体を動かしながら作品を楽しんだ。9月29日まで。

 東京工芸大の浅野耕平教授の「くもりのちはれところにより」は、壁に鍾馗と疫神(えきしん)のイラストが現れ、子どもたちが緑のシートの上で跳びはねて疫神を退治する。大田市立大田小学校6年の森下心虹さん(11)は「ジャンプすると映像が変わって面白かった」と笑顔を見せた。

 箱状に並ぶ4画面で、恵比須がまく菓子をコントローラーで操作して集め、数を競うゲームもある。

 入場は事前申し込みが必要で、有料。問い合わせは同館、電話0855(23)8451。 (陶山貴史)