浜田市は17日、新型コロナウイルスのワクチン接種情報を一元管理する「ワクチン接種記録システム(VRS)」で、先行接種した医療従事者らの件数を誤って約1万4千件多く登録していたと発表した。島根県からの指摘で分かった。
市新型コロナウイルスワクチン対策室によると、13日夜に担当者が数字を更新する際、一般接種者約1万4千人分を、誤って先行接種者として登録。画面上で確認をしているものの、ミスに気づかなかった。県の指摘で修正した。市によると、内閣官房が公表する都道府県別のワクチン接種率に医療従事者らは数えられないため、公表された島根県の数字が、実際より低い状態だという。
再発防止策として、担当者と係長級以上の複数で確認する。久保智室長は「再度起きないように徹底したい」と謝罪した。市内のワクチン接種のスケジュールには影響はない。 (陶山貴史)