島根県邑南町上亀谷の瑞穂ハンザケ自然館で、町内に生息する野鳥88種類の写真展が開かれ、来館者は野鳥の貴重な姿に見入っている。
緑や青、黄色など多彩な体毛のヤイロチョウや濃い青色のオオルリ、体長10センチほどのミソサザイなどの姿を捉えた写真が並ぶ。町内ではなかなか見られない、渡り鳥のヤツガシラやオオマシコを写した貴重な写真もある。
中国山地で野鳥を撮影する前館長の桑野修さん(74)が、撮影した作品の中から選んだ。桑野さんは「町内の野鳥図鑑として多くの人に見てもらえればうれしい」と話した。
来館者は写真のほか、展示会のポスターに写った鳥の名前を当てるクイズを楽しんでいた。
8月31日まで。入館料は高校生以上310円、小中学生160円、未就学児は無料。毎週月、火曜と祝日の翌日は休館日。(吉野仁士)