島根県川本町の女子硬式野球チーム「島根フィルティーズ」の選手を対象にした防犯・交通教室が1日、川本署であった。選手たちが署員から、サイバー犯罪の被害に遭わないための対策や護身術などを学んだ。
偽のウェブサイトに誘導し、個人情報を盗むフィッシング詐欺について、選手たちはメールやショートメッセージサービス(SMS)に記載されたリンクをクリックしないことを教わった。さらにIDやパスワードを使い回ししないように助言を受けた。
護身術訓練では、殴りかかってきた人の手を自分の手でさばき、腕をつかまれた場合は、両手を握って振りほどく方法を学んだ。
今春、松山市の高校を卒業してチーム入りした渡辺玲夢(りむ)選手(18)は「教わったことをしっかりできるようにして身を守りたい」と話した。
教室はチームの依頼を受けて同署が実施した。
(佐伯学)