唄と太鼓に合わせて盆踊りを楽しむ来場者=米子市角盤町2丁目、市公会堂
唄と太鼓に合わせて盆踊りを楽しむ来場者=米子市角盤町2丁目、市公会堂

 300年以上の歴史がある鳥取県指定無形民俗文化財「米子盆踊」を楽しむ盆踊り大会がこのほど、米子市角盤町2丁目の市公会堂であり、市民が唄や太鼓に合わせて思い思いの踊りを楽しんだ。

 「米子盆踊」は先祖供養の念仏踊りとして同市冨士見町で受け継がれてきた「冨士見盆踊り」が1967年に改称して誕生した。74年には文化財指定を受け、市公会堂を会場に継承されてきた。

 それぞれ振り付けが異なる「たいしょう踊り」「こだいじ踊り」「さいご踊り」の三つの踊りがあり、素朴な唄とはやし、豪快な太鼓の音色で構成されている。

 この日は同会場で夏祭りも開催され、日暮れとともに集まった市民がボールやメダカすくいの屋台を回ったり、やぐらを囲んで大きな輪になって踊ったりしていた。 (中島諒)