「襟裳(えりも)岬」や「旅の宿」などの作品を手がけた米子市出身の作詞家・故岡本おさみさんを顕彰する音楽記念碑の建立1周年を記念した音楽イベントが「旅に唄あり 演劇と音楽の2days」と題して、10月18、19両日に同市角盤町2丁目の市公会堂で開かれる。岡本さんが残した作品をたどる創作劇や、愛好家によるバンド演奏がある。 (中島諒)
ファンら有志による団体「岡本おさみさんを語る会」(長谷川泰二会長)が昨年11月、寄付を募って公会堂敷地内に記念碑を建立した。記念碑を訪ねて全国からファンが訪れる中、地元市民にも功績を知ってもらうとともに米子をフォークソングの聖地として発信していこうと企画した。
初日は岡本さんのエッセー本「旅に唄あり」を原作に、同市を拠点に活動する「演劇集団あり」による創作劇を披露。6編のオムニバスで各作品をたどる。2日目は東京や広島などから九つのバンドが集まり、岡本さんの代表曲を中心に歌い明かす。長谷川会長は「地元の人にも岡本さんの作品に会い、魅力を知ってもらいたい」と話した。
イベントは2日間共通1500円、高校生以下は無料で整理券が必要。市公会堂や市文化ホールで取り扱っている。問い合わせは長谷川会長、電話090(7597)8869。













