ーJR松江駅前にあった一畑百貨店が2024年1月に閉店して約1年半たった。駅前の状況が変わっていない。
「百貨店の閉店は駅前のまちづくりにとって非常に負のインパクトが大きかった。23年12月に松江駅前デザイン会議を立ち上げ、駅前にどのような機能を持たせるか議論してきた。できるだけ早く駅前の機能を確保し、にぎわいが分散しないようにしたい。市だけで進められるものでもない。官民一体でプランを作り、実行に移す。民間の方に関心を持ってもらえるようなPRを能動的にしていく」
ー百貨店跡地を所有する一畑電気鉄道(松江市中原町)は会議のメンバーに入っていない。デザイン案に実効性はあるのか。
「一畑の役割にある程度期待できるものがあれば、当然中に入っていただいて前向きに議論を進めていただけるとありがたかったが、基本的には駅前から撤退され...