ー徒歩で市内周遊を促す「歩いて楽しいまちづくり」の推進に向けて、本年度から市内循環バスの自動運転の実証実験に乗り出す。狙いは。

 「『歩いて楽しいまち』の実現には、安全な歩行空間の整備と公共交通機関の利便性維持、向上が必要だ。大きな課題はバスの運転手の担い手確保だ。国の支援を受けて、レベル4の自動運転バスの実用化に挑戦することにした。挑戦が成功すれば、将来にわたって市民の移動手段を守ることが可能になり、全国各地への横展開も可能になる。当面は運転手の監視下でハンドル操作や加速を自動で行うレベル2からスタートし、できるだけ早い時期に特定条件下で無人運転できるレベル4に移行できるように事業者と連携する。一連の実証実験...