ー境漁港の水揚げ量が2023、24年と2年連続で12万トンを超え、全国主要漁港の中で3位につけた。水産業振興は地域経済の未来を考える上で重要だ。

 「巻き網漁業による水揚げが堅調だ。巻き網によるマイワシやサバ、アジなどの浮き魚が資源回復傾向にある中、陸上の処理能力に起因した漁獲枠の取り残しが生じている。処理に必要な凍結庫や冷蔵保管庫の老朽化も一因だ」  ー対応が急がれる。  「秋には高度衛生管理型市場と連動した新共同利用冷凍・冷蔵施設が完成する。資源回復傾向を受けて水産関係者で策定した『さかいみなと漁港・市場活性化ビジョン』では、年間目標水揚げ量を20万トンとした場合、1日当たり2000トンの処理能力、7万...