環境に優しいエシカル(倫理的)な料理作り教室がこのほど、出雲市内であり、小学生ら9人がハンバーグやスープを作った。
管理栄養士で、食育に取り組む園山咲子さん(42)が講師を務め、ご飯▽ハンバーグ▽野菜の付け合わせ▽ミルクスープ▽バナナスムージー-の5品に挑戦した。
エシカルの意味について説明を受けた参加者は、スープに入れる野菜を皮ごと調理。普段は食べないシイタケの軸の先も細かく切ってハンバーグに入れ、生ごみが出ないように心がけた。
ご飯を炊飯器で炊く際、野菜を一緒に入れて同時に調理した。米のとぎ汁も捨てずに、洗い物のために使った。出来上がった料理は保護者と一緒においしく食べた。
参加した女子児童は「とても楽しかった。家でも作ってみたい」と話し、園山さんも「昔はどの家庭でもやっていたこと。子どもの頃から心がけてほしい」と話した。
教室は子育て応援の一環で、しまね女性センター(大田市大田町)が開いた。
(佐野卓矢)













