のどぐろ丼販売に行列をなす観光客ら=松江市殿町、島根県物産観光館
のどぐろ丼販売に行列をなす観光客ら=松江市殿町、島根県物産観光館

 数字の語呂合わせで2020年に制定された「のどぐろ感謝の日」の9月6日から4日間、出雲市内で飲食店などを経営する「日本海」(出雲市高岡町、加田義憲社長)が松江市で観光客に連日のどぐろ丼を販売し、島根の味をアピールした。

 感謝の日は、同社が日本有数のノドグロ水揚げ量を誇る島根をPRしようと日本記念日協会に申請し、20年に登録された。

 のどぐろ丼は松江市殿町の島根県物産観光館や出雲市内の自店舗4店で1日96食を提供。出雲、浜田両市の大型店でも4日~7日に数量限定で販売した。

 島根県物産観光館ではノドグロをあぶった香りが食欲をそそり、いずれの日も午前11時の販売開始から30分~1時間半余りで完売したという。加田社長(55)は「非常に盛況で『のどぐろと言えば島根』だと多くの方に知っていただけた」と手応えを話した。(新藤正春)