企業の担当者(左端)から説明を聞く高校生=浜田市野原町、島根県立大浜田キャンパス
企業の担当者(左端)から説明を聞く高校生=浜田市野原町、島根県立大浜田キャンパス

 【浜田】島根県西部の高校生が県内企業を知るイベントが10日、浜田市内であり、約70人が建設業や自動車販売などの企業の担当者から仕事内容や社員のやりがいの声を聞いた。

 イベントは山陰中央新報社が若者の地元就職を促す企画「STORY(ストーリー)」の一環で開いた。九つの企業・団体がブースを出展。参加した浜田水産や明誠、益田東の3校の生徒が各ブースを20分程度ずつ回って業務内容の説明を聞いた。

 宮田建設工業(浜田市朝日町)の担当者は、業務の効率化を図って、地元高校出身の女性社員も活躍していると紹介し「就職活動でのいろいろな出会いを大切にしてほしい」と助言した。

 スズキ自販島根(松江市東津田町)の担当者は営業を通じて利用客から「ありがとう」と、お礼を言われることや、気配り上手になれるといった社員のやりがいの声を紹介した。

 県内就職を考える明誠高校2年の重本颯介さん(16)は「自動車関連に興味があるが、いろいろな企業の話を聞けて参考になった」と話した。 (宮廻裕樹)