水産系大学卒業後の進路について説明する沢野道博教諭(左)=境港市竹内町、境港総合技術高校
水産系大学卒業後の進路について説明する沢野道博教諭(左)=境港市竹内町、境港総合技術高校

 水産海洋系大学を志望する高校生を対象にした進路説明会が10日、境港市竹内町の境港総合技術高校であった。同校教員が、鳥取県内の高校に通う生徒に、大学での学びや卒業後の進路を伝えた。

 教員を含め、水産業の後継者育成策として同校が毎年開いており、3人が参加した。海洋科の沢野道博教諭が漁業や食品、環境など大学で学べる分野を紹介。卒業生は水産会社をはじめ、環境アセスメント会社などにも就職していると説明し「学んだ知識を必要とする企業は地元にもある」と述べた。

 鳥取商3年の山口愛仁さん(18)は「漁業には夢がある。大学で水生生物に影響を与える有害物質について学びたい」と話した。(松本稔史)