地球温暖化が進み、気温と二酸化炭素(CO2)濃度がともに高くなる今世紀末には、コメの収量が大きく減少し深刻な品質低下も起きる恐れがある―。農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)のチームがこうした予測をまとめた。対策の鍵となるのは暑さに強い高温耐性品種の普及だとして導入を促している。

 ▽白濁したコメ

 8月、茨城県...