水木しげる記念館内の展示物を観賞する来館者＝境港市本町（２０２４年１１月）
漫画家・水木しげるさん（１９２２～２０１５年）の出身地の境港市がふるさと納税の返礼品に、水木しげる記念館（境港市本町）を夜間貸し切りでゆっくり楽しめる「プレミアムナイトミュージアム」を加えた。寄付金２０万円に対する１日１組限定の返礼品で、今月から受け付けを始めた。
同館学芸員の解説を聴きながら、水木さんの代表作「ゲゲゲの鬼太郎」をはじめとする作品や、戦争体験などに関する展示物を観賞できる。併設するミュージアムショップで買い物もできる。
閉館後の午後６～７時ごろから約２時間を想定している。寄付者を含め、最大１０人まで入館できる。お盆などの繁忙期や開館時間を延長する夏休み期間は実施しない。伊達憲太郎市長は「境港市内の宿泊客増加に期待している」と話した。
同市の本年度のふるさと納税額は、９月２９日現在で前年度同期比約２倍となる約２億４千万円となっている。体験型ではクロマグロ解体ショー（寄付額２３４万円）などもある。（松本稔史）
