うっすらと霧がかかった山並みを眺め、朝食を楽しむ参加者=島根県川本町三原、丸山城跡
うっすらと霧がかかった山並みを眺め、朝食を楽しむ参加者=島根県川本町三原、丸山城跡

 山城跡で日の出とともに朝食を楽しむイベント「雲海で朝食を」がこのほど、島根県川本町三原の丸山城跡であった。雲海は少なめだったが、参加者はパンや紅茶を味わいながら、眼下に広がる景色を楽しんだ。

 丸山城は、川本を拠点にした中世の武家・石見小笠原氏が1585(天正13)年、標高482メートルの円山に築いた。雲海の見物名所で知られる。

うっすらと霧がかかった山並みを眺めながら朝食を楽しむ参加者=島根園川本町三原、丸山城跡

 ススキが揺れる城跡の展望台で、参加者は日の出やうっすらと霧がかかった山並みを見て楽しんだ。地元の店が作ったミックスサンドイッチや町内産のクリを使ったパン、ミルクティーなどを味わった。

 家族3人で参加した川本小学校4年、浪崎一輝さん(10)は「雲海があまりなかったけど、きれいな景色やおいしいパンが楽しめた」と話した。

 イベントは町観光協会が開き、町内外から家族連れら12人が参加した。11月15日も開催する。

 (佐伯学)