「ストレスチェック」の実施を知らせる企業内のチラシ∥松江市内
「ストレスチェック」の実施を知らせる企業内のチラシ∥松江市内

 健康確保のため心理的負荷を調べる「ストレスチェック」の要請が届いた。今年5月に改正労働安全衛生法が成立し、全ての事業所に実施が義務付けられる。国の調査で、約7割が職場や仕事でストレスを感じると回答。当方も50代になり、以前に比べイライラするようになったと感じる。

 器が小さいからなのか、年を取ったからなのか。年齢を重ねる中で「常識」「普通」が増え、自分の中で考えた「こうあるべきだ」は心理学で「べき思考」と言うそうだ。

 「やってほしい」「分かってほしい」。他人への過剰な期待は、自分も相手も追い込む。「TOKIO」の元メンバーでアルコール依存症に苦しみ、不祥事を起こした山口達也さんの講演の記事を読んだ。「変えられないもの(過去と他人)を受け入れ、変えられるもの(自分と未来)を変えていくことにした」。同年代の言葉は重い。

 ストレスを吹き飛ばすため、外に出て人に会う。自分を見つめ直したのは畑で土を触った時だった。新聞社の「子どもご縁食堂」の店長を務めた時、運営は手探りで苦労もあったが、開催が楽しみだった。3周年を迎えたメッセージで副店長も「家と会社の往復の日々の中で人とのつながりを感じる癒やしのひとときです」と記した。

 見方や視点を変え、ささやかなことを楽しめれば、違う気付きや発見があるかもしれない。実践できれば組織も社会もきっと良くなる。(添)