年の瀬を迎えた30日、浜田市原井町のはまだお魚市場は、新鮮な海の幸を求める帰省客や県外客らでにぎわった。
11業者が入る仲買棟にはノドグロやカレイのほか、おせちの定番のアカエビや数の子などが並び、売り手の威勢のいいかけ声が響いた。大きさ1メートルほどの天然物ブリには数万円の値が付き、客の目を引いた。
神奈川県から浜田市に帰省した湯浅誠司さん(67)は「買ったバトウやアカエビは神奈川に贈る」と笑みを浮かべ、広島県熊野町から毎年買いに来る谷水義春さん(72)は「ナマコは酢の物、ブリやタコは刺し身にする。ここは鮮度がよくおいしい」と話した。
(宮廻裕樹)













