平塚信一署長(左)から感謝状を受け取る清水千鶴副支店長=島根県隠岐の島町西町、隠岐の島署
平塚信一署長(左)から感謝状を受け取る清水千鶴副支店長=島根県隠岐の島町西町、隠岐の島署

 【隠岐の島】特殊詐欺の被害を未然に防いだとして隠岐の島署は26日、島根銀行西郷支店(島根県隠岐の島町西町)の清水千鶴副支店長(45)に感謝状を贈った。

 清水副支店長は1月26日昼ごろ、町内在住の70代女性が来店し、窓口で「通帳とカードを調べてほしい」と依頼したのを不審に思い、女性を別室に案内して話を聴いた。

 女性は同日午前、松山税関や警察、金融庁を名乗る男たちから自宅に電話があり、マネーロンダリング(資金洗浄)の嫌疑があると思い込まされていた。家族構成や預金の残高を聞かれた上、金融庁を名乗る男に口座の現金を調べる必要があると求められていた。

 清水副支店長は詐欺を確信し同署に通報、被害を防いだ。女性が店内に入った直後にスマートフォンで「銀行に着きました」と連絡したのを耳にし、詐欺被害の疑いがあると思ったという。

 平塚信一署長から感謝状を受け取った清水副支店長は「(犯行グループは)考えるタイミングを与えず、女性は信じ切っていた。声かけは続けていきたい」と話した。

 (鎌田剛)