コンクールの賞状とメダル、トロフィーを披露する佐々木実紅さん=松江市内
コンクールの賞状とメダル、トロフィーを披露する佐々木実紅さん=松江市内
丁寧に感情を込めてピアノを弾く佐々木実紅さん=松江市内
丁寧に感情を込めてピアノを弾く佐々木実紅さん=松江市内
コンクールの賞状とメダル、トロフィーを披露する佐々木実紅さん=松江市内 丁寧に感情を込めてピアノを弾く佐々木実紅さん=松江市内

 松江市立忌部小学校4年の佐々木実紅(みく)さん(10)が、8月にあった国内最大規模のピアノコンクール「ピティナ・ピアノコンペティション2021」で、小4以下で競うB級部門の最高賞(上位5人)の金賞に輝いた。昨秋に左腕の骨を折りながら、リハビリの傍ら努力を続け、美しく伸びやかな音色を披露した。 (黒沢悠太)

 コンクールは、一般社団法人全日本ピアノ指導者協会(ピティナ)が1977年から毎年開き、45回目の今年は、未就学児から一般まで約3万9千人が出場した。

 B級には全国から6313人が地区予選に参加。東京であった全国大会に出たのはわずか1・6%の狭き門だった。チャイコフスキーの「ひばりのうた」など課題曲4曲を演奏し、快挙を達成した。

 佐々木さんは6歳でピアノを始めた。自宅でピアノ教室を開く母の祐子さんの影響で「私もやりたい」と言ったことがきっかけ。小学校に入ってから広島県の講師の元に月1、2回通い、レッスンを受けている。

 昨年11月には転倒して左腕を複雑骨折し、緊急手術をする災難に遭った。それでも退院後、右手だけで練習を再開した。伴奏を口ずさんだり、祐子さんが代わりに左手のパートを弾いたりするなどして、練習を続けた。

 5月下旬にようやくコルセットが外れ、半年ぶりに両手での演奏ができるようになった。「まだ左手がちゃんと動くか不安があったけど、久しぶりに弾けてうれしかった」と振り返る。

 全国大会は練習以上の出来だったといい「目指していた全国の舞台に立つことができた」と話した。

 今は、23日に開かれる「ショパン国際ピアノコンクール in ASIA」の地区予選に向けて猛練習中。「学年が上がるにつれて難しい曲に取り組むことになるけど、すてきな曲に出合えるのがすごく楽しみだ。作曲者が伝えたいことを表現したい」と意欲を見せた。