10日午前9時40分ごろ、鳥取県北栄町由良宿の青山剛昌ふるさと館で、人気漫画「名探偵コナン」に登場する車を模した黄色の展示車両に、県東部在住の70代男性の車がぶつかり、破損した。けが人はいなかった。
コナンの作者で町出身の漫画家・青山剛昌さんを顕彰する、ふるさと館は修理して展示を続ける方針。
倉吉署によると、男性の車が駐車場内で後退したところ、展示車両の後部右側に接触して塗装の一部がはがれ、へこんだ。車両の展示スペースは建物玄関に面した大型バス駐車場の一角で、男性が誤って進入したという。
展示車両は「ビートル(カブトムシ)」の愛称で親しまれるドイツ車。2007年の開館当初からあり、運転席に笑顔のキャラクター人形が座る。スタッフによると、台風などで破損したことはあったが、事故は初めてという。作中では何度も故障している。