全国で筆者と同じ1986(昭和61)年に生まれた子どもは138万2946人いた。島根県では8828人、鳥取県は7342人。「寅(とら)年」の今年、私たちは3度目の年男・年女になった▼2022年は、60通りある十干十二支に当てはめると「壬寅(みずのえとら)」。文字の意味からすると、厳しい冬を越え、万物が芽吹き、新しい成長の礎になる年となっていくはずだ。「厳しい冬」はいやが応でもこのコロナ禍と重なる。一昨年来、誰もが公私ともに制約を課せられ、耐えてきた。今年こそ晴れ晴れと一年をスタートしたい▼と思っていた直後「もういい加減にしてくれっ」と、つい荒っぽい言葉を吐き出したくなる状況が続く。懸念が的中し、コロナの「オミクロン株」の感染が全国各地で急速に拡大し始めた。きのう沖縄、広島、山口3県へのまん延防止等重点措置の適用が決まるなど、本格的な〝第6波〟に入っていく▼検査数に比例しおのずと増える目先の感染者数だけに一喜一憂していても仕方ないが、また以前のようなピリピリとした状況に逆戻りするのかも、と思うと年始早々気が滅入(めい)る。体はもちろん、心の方を健康に保つよう今しばらく辛抱か▼干支(えと)に話を戻せば、黄色い毛をまとう寅は守り神や魔よけの役目も負っているという。願わくば、2年近く続く鬱々(うつうつ)とした気分を、コロナもろとも「ガオー」と威勢良い咆哮(ほうこう)で追い払ってもらいたい。(築)