島根県内に店舗を構える主な大手外食チェーンは、まん延防止等重点措置の適用を受け、営業時間を短縮する方針だ。
マクドナルド(県内8店舗)は店内での飲食を午後8時までとし、テークアウトやドライブスルーは通常の営業時間通りとする。牛丼チェーンの吉野家(同3店舗)とすき家(同10店舗)も同様に店内の飲食は午後8時まで。以降はテークアウトなどで対応する。いずれも商業施設内で営業する店舗については、施設の方針に合わせる。
すかいらーくグループが運営するファミリーレストラン「ガスト」とから揚げ専門店「から好し」の県内計9店舗は、午後9時に閉店する。酒類提供は午後8時までとし、1組1テーブル4人以下の利用を促す。
テークアウトや宅配は店舗ごとで対応が異なり、自社のホームページで詳細を知らせる。「トマト&オニオン」松江学園通り店は午後8時で閉店し、酒類の提供はやめる。
すき家を運営するゼンショーホールディングス(東京都)の広報担当者は「午後8時以降はテークアウトのみの対応となるが、営業を続けていきたい」と話した。 新型コロナウイルスの感染急拡大を受け、27日から島根県全域に「まん延防止等重点措置」が適用される。大手外食チェーンは営業時間の短縮、県内自治体は集客施設の臨時休館を決めるなど準備を進めた。2月20日の期限まで、感染抑制に向けた我慢の時を迎える。 (取材班)=1面参照