巣の状況を確認しているとみられるポンスニ=雲南市大東町仁和寺(西小学校児童撮影)
巣の状況を確認しているとみられるポンスニ=雲南市大東町仁和寺(西小学校児童撮影)

 国の特別天然記念物・コウノトリのつがいが、雲南市立西小学校(大東町仁和寺)の校庭にある人工巣塔で巣作りを始めた。同小での営巣は2019年から4年連続となる。

 つがいは雄「げんきくん」と雌の「ポンスニ」で、昨年12月から、高さ12メートルの巣塔にある直径1・6メートルの鉄製の台に頻繁に飛来。繁殖活動のための下準備とみられる。

 市教育委員会文化財課の担当者は「繁殖活動に影響を及ぼす可能性があるため、繁殖地周辺での見学は控えてほしい」と呼び掛ける。

 大東町内では17年から5年連続、4羽のひなが誕生している。

 (狩野樹理)