野球の楽しさや面白さを知ってもらおうと、平田高校(出雲市平田町)の野球部員22人が13日、同校で野球教室を開いた。参加した子どもたちが投げる、捕る、打つの基本を教わり、コロナ禍のストレスを吹き飛ばす元気な声がグラウンドに響いた。
平田・斐川両地域から4~6歳の園児36人が参加。スポンジボールで部員とキャッチボールをし、バッティング練習では下から軽く投げてもらったボールをテニスラケットなどで打ち返した。
わにぶち保育所年中の小沢瑛伍ちゃん(5)は「バッティングが一番好き。楽しかった」と喜び、指導した同校2年の馬庭啓人さん(17)は「目線を合わせて、褒めることを意識した。園児たちは本当に楽しそうで、笑顔で野球をやりたいと言ってくれた」と話した。
野球教室は競技人口の裾野を広げようと、2017年から開く。20年にはその活動などが評価され、21世紀枠での選抜高校野球大会の出場を決めた。
(藤原康平)