22日に告示された江津市長選は、届け出順に元国会議員秘書の中村中氏(43)と、元島根県議の山本誉氏(64)が立候補。両陣営は、引退する山下修市長(73)の市政運営の路線継続か変革かを争点に舌戦を繰り広げた。

 中村氏の出陣式には、山下市長のほか、自民、公明両党の国会議員3人、地元経済界幹部らがそろった。組織力で浸透を図る。

 中村氏が秘書を務めた高見康裕衆院議員(41)=島根2区=は「(財政再建などを進めた)山下市政を引き継げるのは、若さと行動力、聞く力を持っている中村候補だけだ」と強調。黒川聡後援会長(78)は「市政を若い力で発展させたい」と訴えた。市桜江総合センター前では斉藤鉄夫国土交通相(公明党副代表)が駆けつけ、マイクを握った。

 山本氏の出陣式には、連合島根や労働組合の幹部、高校の同級生らが集まった。保守系だった一部の地元経済人も支援する。かつて県第2区総支部代表を務めた立憲民主党などからは支援を受けず、政党色を消した布陣で臨む。

 陣営は市政の変革を掲げ連合島根の成相善朗会長(61)は「即戦力として市政に携わることができる」と、山本氏の江津市議や県議の実績を力説。永島孝選対委員長(74)は「市民が豊かになったと思える市政に変えるべきだ」と呼びかけた。

 (村上栄太郎、宮廻裕樹)