【松江】松江市東出雲町上意東の住民有志が、中海や島根半島を一望する地元の星上峠展望台に新たに木製ベンチを設置し、周辺の整備をした。
ベンチは地元企業から譲り受けた杉の木を活用し、長さ2メートル、幅50センチ。休憩できる場所が欲しいとの声があり、展望台近くの小高い場所を整備して2台設置した。安全のために近くの登山道に階段も設置し、展望台の周囲を柵で囲った。
展望台は東出雲町上意東と八雲町東岩坂をつなぐ林道の峠にあり、標高は約290メートル。2011年の松江市との合併時、地域の良さを発信しようと住民有志で整備を企画。竹や木が生い茂っていたが、数年かけて景色を見渡せるようにした。5~10月は月1回、竹などを伐採し、景観を維持する。
展望台の整備を担う住民団体「星上峠展望台整備検討委員会」の三島一成会長(69)は「地域の自慢の一つとして整備した。ベンチに座ってゆっくりし、いい所だと感じてほしい」と話した。 (片山皓平)