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札幌、小樽、知床…。北海道の市町村名の約8割はアイヌ語に由来しているという。
温泉地として有名な登別もそう。「別」はアイヌ語で「ぺッ」と読み、「川」の意味を持つ。「ヌプルペッ」と読む登別は「色の濃い川、濁れる川」という意味で、「温泉が流れ込んで濁る川」を表現している。
川がアイヌの人々の暮らしに密接に関わっていた証しだろう。他にも紋別、江別、芦別、士別など「別」が付く地名は多い。札幌だって、市内を流れる豊平川を「サト(乾く)ポロ(大きい)ペッ(川)」と呼んだのに由来するらしい。
アイヌ民族の文化の発信と継承、国民理解促進の拠点として、2年前に北海道白老町に整備された国立施設「民族共生象徴空間(ウポポイ)」を先日訪ねて、教わった。アイヌ語は明治以降、...