島根県庁
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 島根県が24日、出雲市内で新型コロナウイルスの感染者が急速に増えていることを受け、27日以降、市内に限って飲食店の利用人数を最大4人、利用時間を最大2時間に制限することを決めた。県は9日に飲食店の利用制限を5カ月ぶりに全面解除したばかりだが、市内の20代~40代に感染が広がり、大規模クラスターも確認されたため、再び対策を強化することになった。

 丸山達也知事は記者会見で「一番厳しい水準の要請だが、感染急拡大の場面では必要な措置だ」と強調。「早めに厳しい対応を取ることがトータルとして感染者数を減らし、制限を長期化させないことにつながる」と理解を求めた。

 県によると、出雲市では22日に74人、23日に73人の感染者を確認。1週間の感染者数(人口10万人当たり)は同日時点で175・3人に上った。この間、県内で発生したクラスター9例中3例が同市内に集中し、このうち18日に発表した事業所でのクラスターは、当初の16人から22日時点で133人まで拡大している。

 年代別(同)は19歳~29歳294・4人、30歳~39歳268・4人、40歳~49歳233・3と、働き世代、子育て世代が中心で、家庭を通じて子どもなど若年層への感染拡大が懸念される。

 県内全体では、5月22日以降、感染者数が減少し、一時は一桁台まで下がったものの、6月16日以降は再び増加傾向となった。23日時点の1週間の感染者数(同)は93・4人で、5月25日以来の90人台。地域別では、出雲市が135・1人、江津市127・3人、松江市99・5人となっている。
       (白築昂)