松江城下を巡る堀川遊覧船で20日、風鈴を飾り付けた遊覧船の運航が始まった。夏の風物詩で、「チリン、チリン」と涼やかな音が乗客を癒やしている。8月28日まで。
風鈴の短冊には島根県の観光キャラクター・しまねっこを描いた。乗船した広島県尾道市、無職の木原昌夫さん(69)は「風鈴で夏を感じ、風も気持ちよかった」と話した。
堀川遊覧船は今年、就航25年を迎えた。記念事業として出雲民芸紙を使った2種類の「御船印」(縦14・5センチ、横10センチ、500円)を販売し、27日に乗客にオリジナルうちわの配布を始める。
企画を担当した遊覧船を運航する松江市観光振興公社の足立薫平さん(28)は「堀川から松江を盛り上げていきたい」と意気込む。
(片山皓平)