大田市内の企業の社員、高校生らが企画から準備、運営まで手を携えたイベント「ゼロから始める地域型フェス〝ZERO~FES〟」が7月31日、同市大田町の大田野外ホールであり、プロを含むアーティストのステージ演奏などでにぎわった。
新型コロナウイルス禍で落ち込んだ地域の活気を取り戻そうと、40社を超える地元企業の社員と、市の若手職員、大田、邇摩両高校の生徒でつくる実行委員会が企画。ロックバンド「ジャパハリネット」のボーカル・城戸けんじろさんのほか、高校生アーティスト、神楽、小唄の団体がステージに立った。
シンガー・ソングライターあいみょんさんの曲を歌った大田高2年の山下果音さん(17)は「大田が一つになれたと感じた。地域で協力し、新しい視点を知った」と汗を拭った。
参加者は飲食や雑貨の屋台も楽しみながら、演奏に聴き入った。大田市久利町の公務員妹尾修平さん(28)は「こんなイベントがもっとあったらいい」と話した。
(曽田元気)