甲子園出発を前に決意表明する岡海善主将(手前)=浜田市黒川町、浜田高校
甲子園出発を前に決意表明する岡海善主将(手前)=浜田市黒川町、浜田高校

 第104回全国高校野球選手権大会に出場する浜田高校の野球部員ら32人が11日、保護者や教職員に見送られ、バスで甲子園へ向け出発した。部内で新型コロナウイルスの感染が複数確認され、療養期間を経て大舞台に挑む。

 午前11時から浜田市黒川町の同校で出発式があり、岡海善主将(17)が「たくさんの人の支えがあって甲子園に出られる。浜高野球を全力でやっていく」と決意表明した。

 志波英樹校長は「今に至るまでの困難や逆境がチームの絆を深めたと思う。一丸となって浜高野球を思う存分、発揮してほしい」と激励した。

 感染予防のため、式は15分で切り上げ、部員らは声援や拍手に包まれて学校を後にした。当初は2日の出発予定だったが、県大会後に部内の集団感染が確認されたことで延期していた。

 浜田は13日の第1試合で佐賀県代表の有田工と対戦する。 (宮廻裕樹)