勢いよく絵札に手を伸ばす児童=島根県川本町川本、悠邑ふるさと会館
勢いよく絵札に手を伸ばす児童=島根県川本町川本、悠邑ふるさと会館

 【川本】2022年に作られた「川本町ふるさとカルタ」を使った初めてのかるた大会が29日、島根県川本町川本の悠邑ふるさと会館であった。参加した20人が、かるたを通して地元の自然や歴史、文化を学びながら熱戦を繰り広げた。

 「ふるさとカルタ」は読み句を町民から募集して町教育委員会が作った。大会は町内の地域活性化団体「かわもと暮らし」が開き、小学生低学年と一般の部(小学校高学年以上)の2部門で競った。

 かわもと暮らしの職員が「健康長寿えごま油で血液サラサラ」「ありがとう思い出たくさん三江線」などと読み上げると、参加者は絵札を探し「はい」と声を出しながら勢いよく手を伸ばした。各部門の上位3人に町内で使える食事券や温泉入浴券などが贈られた。

 小学生低学年の部を制した川本小学校1年、深野景太君(7)は「家で3回練習した。みんなより速く札が取れてよかった」とうれしそうだった。

(佐伯学)