再興第105回院展(日本美術院、今井美術館、山陰中央新報社主催)が22日、江津市桜江町川戸の今井美術館で開幕する。日本画壇を代表する美術団体・日本美術院の同人をはじめ、注目の若手作家らの秀作66点を展示する。6月13日まで。
再興院展は日本美術院による日本画の公募展で、毎年、全国の主要都市などを巡回している。
内閣総理大臣賞を受賞した井手康人さん(岡山県)の「神々の視座」や、文部科学大臣賞の村岡貴美男さん(東京都)の「深淵(しんえん)」など同人の作品をはじめ、益田市出身で奨励賞に選ばれた川〓(崎の大が立の下の横棒なし)麻央さん(東京都)の「白兎予祝(はくとよしゅく)」も並ぶ。
会場には検温装置を設置するなど、新型コロナウイルスの感染防止を徹底する。月森まりえ副館長は「対策をしており、安心して鑑賞してもらいたい」と話した。
開館時間は午前10時から午後4時。会期中は無休。入館料は一般1200円、学生と18歳未満無料。問い合わせは同美術館、電話0855(92)1839。
(福新大雄)