洋画部門の力作の数々=鳥取市東町2丁目、鳥取県立博物館
洋画部門の力作の数々=鳥取市東町2丁目、鳥取県立博物館

 【鳥取】芸術に親しむ地域住民の力作を集めた「鳥取市美術展」が23日、同市東町2丁目の鳥取県立博物館で開幕した。風景や人物をモデルにした洋画や写真など272点が会場に並んでいる。30日まで。

 県東部、兵庫県北部の1市6町でつくる運営委員会が例年開いており、今年で60回目。日本画や洋画の絵画のほか、書道、デザイン、写真、彫刻、工芸、版画、企画の計9部門で出展があった。

 洋画部門では、雪解けが進む鳥取砂丘の砂と、残る雪との鮮やかなコントラストを描いた油絵、写真部門では、若者2人がさっそうと陸上競技場のトラックを駆け抜ける姿を捉えた作品が目を引いている。中尾広太郎委員長(72)は「力作一点一点の魅力に触れてほしい」と話した。

 入場無料。会期中無休で午前9時から午後5時まで。(柴田広大)