安来市切川町出身の服飾パタンナー・木代康太さん(26)が手がけるファッションブランド「ANTOK(アントック)」の展示会が27日、米子市角盤町1丁目のJU米子高島屋で始まった。自然由来の素材でできたライダースジャケットなど29点が並ぶ。入場無料。28日も。
世界的なファッションデザイナー山本耀司さんのブランド運営会社に服飾パタンナーとして入社し、パリコレクションの出品に携わるなど腕を磨いた。今年独立し立ち上げたブランドでは、持続可能な開発目標(SDGs)の理念を取り入れ、制作に取り組む。
会場にはリンゴの皮を使った合皮のライダースジャケットや、オリーブの葉、炭で染色した作業着、ペットボトルを再利用した素材によるシャツなどが並ぶ。木代さんは「サステナブル(持続可能)素材を日常的にしたいという思いで1着1着にこだわった。気軽に手に取ってほしい」と話す。
28日は午前10時~午後6時に開場。山陰両県での開催は今回が初めてで、受注販売もする。(岩垣梨花)