新型コロナウイルスについて島根、鳥取両県が26日、定点医療機関で17~23日に報告された感染者は島根406人、鳥取579人で、1定点当たりは島根10・68人、鳥取19・97人だったと発表した。前週比で島根1・94人、鳥取は7・28人、それぞれ増え、島根は5類移行後定点当たりの感染者数が初めて10人を超えた。出雲市民病院(出雲市塩冶町)は入院患者と職員の複数が感染したため、25日から当面の間、救急車の受け入れを制限している。
島根の管内別の内訳は、松江(定点医療機関11)154人、出雲(9)93人、浜田(5)58人、益田(5)33人、雲南(3)29人、県央(3)25人、隠岐(2)14人。病床(即応病床とコロナ患者が入院する一般病床の合計196床)使用率は24日時点で41・8%。重症者はいない。
鳥取の管内別の内訳は、米子(定点医療機関11)230人、鳥取市(12)192人、倉吉(6)157人。定点当たりでは、倉吉が26・17人、米子が20・91人となり、県が独自に定めた「警戒レベル」(1週間で定点当たり20人以上)に達した。鳥取市も16・0人と「注意レベル」(同10人以上)で、感染が拡大している。 (中島諒)