島根、鳥取両労働局が1日発表した6月の有効求人倍率(季節調整値)は、島根が1・55倍、鳥取が1・44倍で、いずれも前月と同じだった。全国平均は前月比0・01ポイント減の1・30倍。
島根の有効求人数は前月比0・5%減の1万7932人、有効求職者数は0・1%減の1万1599人だった。
新規求人数(原数値)は前年同月比13・1%減の6298人。産業別では学術研究、専門・技術サービス業が42・4%増えたほか、教育、学習支援業が40・7%増。通信制教育での非常勤講師の求人が増えたほか、県内のサテライトオフィスでの求人が伸びた。
ハローワーク(9カ所)別の求人倍率(原数値)は、益田の2・02倍が最高で、安来の1・11倍が最低だった。
鳥取の有効求人数は前月比1・7%減の1万4132人、有効求職者数は1・3%減の9818人だった。新規求人数は前年同月比5・3%減の5378人。産業別は、夏の観光シーズンを迎え、宿泊業・飲食サービス業が17・0%増えた。
ハローワーク(3カ所)別の求人倍率は、倉吉の1・54倍が最高で、鳥取の1・23倍が最低だった。(堀尾珠里花)