山陰両県は24日、南から暖かく湿った空気が流れ込み、晴れ間も見えた影響で気温が上がった。熱中症とみられる症状で10人が救急搬送され、うち最高気温が34・5度となった米子では、1人が救急搬送され死亡が確認された。
松江、鳥取両地方気象台によると、各地の最高気温は益田35・4度▽川本(島根県川本町)35・0度▽鳥取34・9度▽松江34・2度-など。
両県の各消防によると、24日午後5時までに10~90代の計10人が熱中症の疑いで搬送された。うち米子市の80代女性は道路に倒れているのを通行人が発見し、搬送後に死亡が確認された。
鳥取県内では熱中症が原因とみられる死亡例が本年度3例目で、県は熱中症対策や高齢者への声かけを呼びかけている。
広島地方気象台によると25日も湿った空気の影響で気温は高く、熱中症の注意が必要だという。(黒崎真依)