「食パラダイス鳥取県」のPRイベントで梨や牛肉を紹介する(左から)TATSUさん、足立梨花さん、平井伸治知事=東京都港区、とっとり・おかやま新橋館
「食パラダイス鳥取県」のPRイベントで梨や牛肉を紹介する(左から)TATSUさん、足立梨花さん、平井伸治知事=東京都港区、とっとり・おかやま新橋館

 旬を迎えた梨や1日に解禁されるベニズワイガニなど鳥取県の秋の味覚をPRする「食パラダイス鳥取県カーニバル」の発表会が8月30日、東京都港区の県アンテナショップ「とっとり・おかやま新橋館」であった。県ゆかりのタレント足立梨花さんと夫の手話パフォーマーTATSUさんを「梨応援大使」に任命するなどし、盛り上げた。

 8月中旬に県内を襲った台風7号の「復興応援企画」として県が主催。平井伸治知事は「梨は大きく育ち、傷一つない状態で台風を乗り切った」と強調し、二十世紀梨や高糖度の赤梨「新甘泉」、花御所柿、鳥取和牛など豊富な食材をPRした。

 祖母が米子市出身の足立さんは「梨の花で梨花という名前なのでしっかり梨の応援をしたい」と意気込み、県内で開かれる手話パフォーマンス甲子園に10年前から携わるTATSUさんは「夫婦で県のPRをさせてもらうことがすごくうれしい」と喜んだ。

 同館では18日まで「梨の花タルト」や、県内の漁港に水揚げされた朝どれ鮮魚を空輸して提供する「ANA空輸定食」を1日10食限定で販売する。(原田准吏)