1番でティーショットを放つ沖せいら=大山平原ゴルフクラブ
1番でティーショットを放つ沖せいら=大山平原ゴルフクラブ

 正確なパットを武器に9位タイから1位タイまで順位を上げた沖せいら。2020年の初優勝に続くステップアップツアー2勝目に向け、上り調子で最終日に挑む。

 8位に入った6月のレギュラーツアーの際に尊敬する先輩プロ選手から受けた「(パットで)ショートしたら他の選手に安心感を与えてしまう。オーバーしてもいいからしっかり打った方がいい」とのアドバイスを心に刻んで臨んだ今大会。2日目は初日よりもパットの距離感を意識して強気で攻めた。

 前半は2バーディー、1ボギー。後半最初の10番(パー5)ではツーオンした後、7メートル弱のイーグルパットは決め切れなかったが、残った10センチのバーディーパットを落ち着いて沈めた。このホールで完全にリズムを乗り、11番(パー4)、14番(パー5)でもバーディーを取った。

 最終日は同じスコアで並ぶ他の2選手と同組。「良い成績を出した翌日はスコアを伸ばせないのが悩みだが、レベルアップした姿を見せたい」と力を込めた。(景山達登)