読者の皆さんから意見を募り、山陰中央新報とSデジ(デジタル版)に掲載する「さんコメ!」。「炎天下のスポーツ大会、どう考える?」にたくさんの投稿をありがとうございました。紙面では投稿の一部を紹介し、Sデジに全ての投稿と記者の雑感を掲載していますので、お楽しみください。(かっこ内はペンネーム。内容は一部要約・編集しています)
★開催時季を見直す 毎年、夏休み中のスポーツというと高校野球を思い浮かべます。学業に影響のない夏休み中に行うのは分からなくもないけど、今は昔と違い、暑さが尋常ではありません。陸上部やサッカー部なども、この時季の大会に合わせて毎日練習しています。体育館での部活も同じ。熱中症で体調を壊していては本末転倒。まずは子どもたちの身体を一番に考え、夏休み中の部活を減らしたり、時間帯を変更したりするとか、大会そのものを涼しい時季(秋)に行うように見直したらよいと考えます。
★従来の考え改める 今は熱中症警戒アラートが発令されるほどの灼熱(しゃくねつ)の中で、子どもたちは頑張っている。試合時間をずらしたり、水分補給タイムを設けたりと、これまでの考え方を改め、屋外で試合をしていたものも室内に変更する、取り組む時季を変えるなど考えていくことで、開催してはどうでしょうか?
★抜本的制度改革を 命が大切なのは言うまでもありません。それは当然の前提として、スポーツをする子どもたちの気持ちを考えると大会はあった方がよいです。目標に向かって切磋(せっさ)琢(たく)磨(ま)する経験は、後の人生にも影響を与えるでしょう。炎天下の大会に関しては時季をずらす必要があると思います。まず、大会を秋にし、全国一斉に1週間~10日の秋休みをつくる。その期間に大会を開く。そして、夏休みを短くしてサマータイムをするなど、抜本的な制度改革が必要だと考えます。(保育士父ちゃん ゆう)
★涼しい時間帯に開く 中2娘は、大会を秋にすると3年生が長く部活ができるからよいのではと。ただ、受験が気になります。義父は、外のスポーツ選手は暑さに慣れているから大丈夫と。私は、何らかの対策が必要と思います! 熱中症対策はもちろん、開催する時間を朝や夕方、夜にするのもありでは!(やっこ、40代)
★時代に沿ったやり方 ナイターでやるといいのでは? 設備も整っているはず。観戦者もその方が楽ですし、サマータイムで実施すればよいと思います。目まぐるしく変化していく時代、時代に沿ったやり方を柔軟にやっていくことが大切かと思います。 (ふじさん)
★ナイター施設を充実 夏に外に出られる時間は犬の散歩を考えればよい。早朝と夕方以降のみ。ナイター施設を充実すれば、朝の混雑も避けられよう。学校ではなく、地域のチームにすれば強化選手への予算としての暑さ対策も容易になる。進路だけを考えて炎天下練習に付き合わされるかわいそうな生徒たちをまずなくしたい。(金巴里橙)
★応援する側も大変 選手・アスリートが最高のパフォーマンスを発揮する場としての大会は必ず必要だが、日本がこれだけ暑くなるのであれば、開催時季、開催場所、開催時間は見直すべきです! 高校野球を見ていると、選手はもちろんですが、審判や応援団、チアガール、吹奏楽団など、炎天下、大丈夫だろうかと心配です。身体の安全を考えて、前向きに改善! 検討してほしいです!(タカボー、72歳)
★イベントも対策を 以前と比べて暑さのレベルが違いすぎます。炎天下のスポーツ大会は避けるべきで、時季をずらすなど検討が必要だと思います。スポーツに限らず、イベントも同じだと思います。
★甲子園をドームに 死者が出る暑さの中でスポーツするのは反対ですね。野球など選手も大変ですが、応援している生徒もつらそうです。どうしても甲子園がよいならドームか何か屋根のある建物にするか、ナイターにするべきでは? マラソンや競歩なども同じで夜に走るのも仕方ない気がしますね。(カルダモン)
★指導者に教育必要 炎天下のスポ少の練習にも危険だと感じることはあります。まだ体力のない子どもに、炎天下での練習や試合をさせるのは危険です。指導者に対する教育も必要だと思います。実際、わが子がスポ少に所属していた時、指導者の言動を疑問に思うことがたくさんありました。一生懸命に関わってくださっていることには感謝しますが、時には傷つけたり、悲しい思いをさせたりすることもある立場なので。(240、50代)
次回のテーマは「自治会の在り方、どう考える?」です。地域のつながりが安心をもたらす一方、運動会や夏祭りなどの行事がおっくうだという人、自治会費の徴収や運用に疑問を持つ人もいます。加入しない世帯も少なくありません。この時代に合った自治会とはどんなものでしょうか。意見を教えてください。
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