島根県西部で子どもから大人まで対象にした音楽教室を開き、地域の文化を支える、みずほ楽器(浜田市浅井町)。1965年に創業し、音楽を通じて「人々の挑戦を後押しする」との企業像を掲げる。桑野智子専務取締役に、人口減少で環境が変わる中、事業の現状や今後の方針について聞いた。

(聞き手は西部本社報道部・森みずき) 

 -音楽教室の現況は。

 「県西部の2市2町(浜田、江津両市と川本、邑南両町)の計12会場でピアノやサックス、ギターなどの教室を催している。生徒数は30年前は約千人いたが、少子化により約800人となっている」

 -人口減少が進む中で、地域の音楽文化の灯を守るのを理念にする。...