バスの魅力に触れる「バスまつり」が18日、松江市学園南1丁目のくにびきメッセで開かれ、多くの親子連れが運転手体験や試乗などを楽しんだ。
バスの利用促進などを目的に、松江市交通局と一畑バスが2010年から開き、12回目。会場には市営バスや観光バス6台が並び、運転席操作体験では園児や児童が帽子をかぶってハンドルを握り、憧れの運転手になりきった。
重量15トン、全長12メートルの一畑バスを引っ張る「バスと綱引き」の企画には、計100人の子どもたちが参加。松江市立城北小学校4年の溝上雄大君(9)は「去年初めて(バスまつりに)来てからずっと楽しみにしていた。バス大好き」と笑顔を見せた。
市交通局によると、運転手の人手不足感は年々高まっている。同局運輸企画課の佐藤広樹課長は「子どもたちにバスに親しんでもらい、一人でも将来運転手になりたい子が増えるきっかけになるといい」と話し、来年以降も続ける考えだ。(今井菜月)